番外編『ブレードランナー』ミニッツライナー(117分)


ミニッツライナーとは?
映画 ごとに止めて

「だれが」「なにをした」だけを 行ずつ書いていくことで 映画 構造をより 深く たのしむ方法です



前半】
今回は『ブレードランナー2049』公開記念に急遽!
番外編『ブレードランナー ファイナル・カット』を117分ミニッツライナーを公開!



【後半】
追記:なぜ『ブレドランナー』は、よくわからないのか?
その理由をザックリしたまとめで追記しました

ミニッツライナーから更におもしろい発見が味わえるように書いた
感想ナシの15分解説もあります!
それではどうぞ。







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1982年公開 『ブレードランナー ファイナル・カット』(07年)
※数字は上映時間の分です
1.タイトル
2.オープニングクレジット
3.レプリカント、反乱を起こす
4.リオン、タイレル社に連行される
5.リオン、ホールデンに会う
6.リオン、テストを受ける
7.ホールデン、リオンの感情を刺激
8.リオン、ホールデンを射殺
9.デッカード、うどんを食べる
10.ガフ、デッカードを連行
11.デッカード、警察署に到着
12.ブライアント、デッカードに事件を語る
13.デッカード、仕事を断ろうとする
<ガフ、紙で鳥を折る>
14.デッカード、リオンの顔を知る
15.デッカード、ロイ、ゾーラ、プリスの顔を知る
16.デッカード、タイレル社に向かう
17.デッカード、タイレル社に到着
18.レイチェル、デッカードに人を殺したことがあるか質問
19.タイレル博士、レイチェルのテストを依頼
20.デッカード、レイチェルをテスト
21.デッカード、レイチェルの感情を刺激
22.デッカード、レイチェルをレプリカントだと見破る
23.タイレル博士、レプリカントの進化を目指す
24.デッカード、ウロコをみつける
<ガフ、マッチ棒で勃起した男をつくる>
25.デッカード、写真を見つける
26.手が震えるロイ、リオンから隠れ家のことを知る
27.ロイとリオン、レプリカントの眼球職人に接触
28.ロイとリオン、研究所の通信設備を破壊
29.ロイとリオン、自分たちの生年月日を質問するも回答が出ない
30.ロイとリオン、タイレル社のセバスチャンが知っていることを知る
31.デッカード、帰宅
32.レイチェル、デッカード宅に押しかける
33.レイチェル、自分がレプリカントか質問する
34.デッカード、否定して帰らせようとする
35.デッカード、お酒を準備する
36.デッカード、隠れ家でみつけた脱走レプリカントたちの写真眺める
37.プリス、街を徘徊する
38.プリス、ゴミ捨て場に身を潜める
39.プリス、セバスチャンに接触
40.セバスチャン、プリスを家に招く
41.セバスチャン、自分の正体を明かす
42.デッカード、ピアノを弾く
43.デッカード、ユニコーンの夢を見る
44.デッカード、写真をESPで調べる
45.デッカード、ESPでゾーラをみつける
46.デッカード、ゾーラの写真を印刷
47.デッカード、ウロコを調べさせる
48.デッカード、ウロコの出元を突き止める
49.デッカード、蛇の買い手を吐かせる
50.デッカード、タフィーからゾーラの居場所聞き出そうとするも失敗
51.デッカード、写真を見る。レイチェルを店に誘うも断られる
52.デッカード、スネークショーを見て気づく
53.デッカード、ゾーラに接触
54.デッカード、証拠をみつける
55.ゾーラ、デッカードを攻撃
56.ゾーラ、逃走
57.デッカード、追跡
58.デッカード、ゾーラを撃つ
59.リオン、ゾーラの射殺を目撃
60.デッカード、チンタオを買う
61.ブライアント、ガフを使ってレイチェルの脱走を知らせる
62.デッカード、レイチェルをみつける
63.リオン、デッカードを攻撃
64.レイチェル、リオンを射殺
65.デッカード、上着を脱ぐ
66.デッカード、傷を癒す
67.デッカード、レイチェルを殺す気はないことを伝える
68.デッカード、横になる。レイチェル、自分がテストを受けたことがあるか質問
69.レイチェル、ピアノを弾く
70.レイチェル、髪を解く
71.デッカード、レイチェルの隣に座る
72.デッカード、レイチェルにキスする
73.レイチェル、デッカードにキスする
74.プリス、化粧をする
75.プリス、ロイを招く
76.ロイとプリス、キスする
77.セバスチャン、朝食を準備する
78.セバスチャン、ふたりを作ったことを教える
79.ロイ、病理の解決を求める
80.ロイとプリス、タイレル博士に合わせるよう説得
81.ロイ、タイレル社に潜入
82.ロイ、タイレル博士にチェスで勝利
83.タイレル博士、寿命の延長を拒否
84.タイレル博士、短命の真実を話す
85.ロイ、タイレル博士を殺害
86.ロイ、セバスチャンを殺害
87.デッカード、2人の殺害を知る
88.デッカード、プリスに鎌をかける
89.デッカード、セバスチャン宅に到着
90.デッカード、セバスチャン宅に侵入
91.デッカード、セバスチャン宅を捜索
92.デッカード、セバスチャンの部屋に到達
93.プリス、デッカードを攻撃
94.デッカード、プリスを射殺
95.ロイ、帰宅
96.デッカード、ロイを攻撃
97.ロイ、デッカードの指を折る
98.ロイ、死んだプリスを弔う
99.デッカード、ブラスターを失う
100.ロイ、手のひらに杭を打つ
101.ロイ、デッカードに追いつく
102.デッカード、追い詰められる
103.デッカード、外壁を登る
104.ロイ、デッカードを待ち構える
105.デッカード、思わぬアクシデントが降りかかる
106.ロイ、デッカードを助ける
107.ロイ、デッカードに最期の言葉を残す
108.ロイ、その生涯を終える
109.ガフ、迎えに来る
110.デッカード、レイチェルを探す
111.デッカード、レイチェルをみつける
112.レイチェル、デッカードがガフの折り紙を拾うのをみつめる
113.デッカード、レイチェルと共に逃亡
114.エンドクレジット
115.エンドロール
116.エンドロール
117.エンドロール




※解説のためにいくつか項目を付け足しています




なぜ『ブレードランナー』は
よくわからないのか?
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名作ハリウッド映画の鉄則は
映画が始まって15分主人公の状況を説明
30分目でラストまでの動機をつける事件を起こす
と言われています。2時間の映画なら30分が起・承・転・結の起の段階です

しかし、『ブレードランナー』はそういう風にはなっていませんでした
「ピラミッドに空飛ぶ車」「雨が降るネオン街」「デッカードが2つ十分なものを食べる」
「フクロウ」「薄暗い部屋」「食べれそうな感じがイヤな目玉」

画面の中で映し出されるのも、観た人の印象に残るブレードランナー像
大体が主人公以外膨大な世界観ではなかったでしょうか?
だから、ブレードランナー=世界観で語られることが多いですし、そこがこの作品の最大の魅力です

でも、ストーリーを覚えていない
ここでもう一度ミニッツライナーの冒頭30分を思い出してみてください

実はこの30分でやってる事すべてレプリカントの説明です
レプリカントの誕生と反乱、進化、そして寿命

実はこの30分で全ての説明は済んでいます
それは独自の世界を持って生まれたSF映画には欠かせないもので
つまり SFに興味がなければ30分で飽きる!
結果:いつの間にか「よくわからない」現象が起こる 
それが飽きてもいいようにあの世界観があるとも言えますし、何度も観たくなる秘訣だとも言えると思います

次の解説では、そのブレードランナーのストーリーが実はどうなっているかを詳しく解説します






15分解説



冒頭15分

1.タイトル
2.オープニングクレジット
3.レプリカント、反乱を起こす
4.リオン、タイレル社に連行される
5.リオン、ホールデンに会う
6.リオン、テストを受ける
7.ホールデン、リオンの感情を刺激
8.リオン、ホールデンを射殺
9.デッカード、うどんを食べる
10.ガフ、デッカードを連行する
11.デッカード、警察署に到着
12.ブライアント、デッカードに事件を語る
13.デッカード、仕事を断ろうとする
<ガフ、紙で鳥を折る>
14.デッカード、リオンの顔を知る
15.デッカード、ロイ、ゾーラ、プリスの顔を知る


SF映画のプロローグは必要な画を補う・代行する形で使われるので必読です!
見逃した方は今一度読んでみると「あーなるほど」とわかったりします


「21世紀初め アメリカのタイレル社は
人間そっくりのネクサス形ロボットを開発
それらは”レプリカント”と呼ばれた
特にネクサス6型レプリカント
体力も敏しょうさも 人間に勝り
知力も それを作った技術者に匹敵した
レプリカントは地球外基地での奴隷労働や
ほかの惑星の探検などに使わせていたが
ある時 反乱を起こして人間の敵に回った
地球に来たレプリカントを処分するために
ブレードランナー特捜班が組織された」
3.のプロローグで人間とレプリカントの存在
最初に出てくる「目」はディストピア的な監視社会を表現しています。SFでよくある奴です。HSL9000です

4.~8.で現在の対立をそのまま見せています


10.ガフが自ら行動するのは最初と最後だけです。どちらもデッカードを迎えにくるときです

ガフが作るつのものは重要なので特筆しました
折り紙には鶏で「チキン(臆病者)」という意味が込められいます
やる気にならないデッカードを試しています

この15分でレイチェル以外の主要人物が全て出揃います






30分:レプリカントの説明

16.デッカード、タイレル社に向かう
17.デッカード、タイレル社に到着
18.レイチェル、デッカードに人を殺したことがあるか質問
19.タイレル博士、レイチェルのテストを依頼
20.デッカード、レイチェルをテスト
21.デッカード、レイチェルの感情を刺激
22.デッカード、レイチェルをレプリカントだと見破る
23.タイレル博士、レプリカントの進化を目指す
24.デッカード、ウロコをみつける
<ガフ、マッチ棒で勃起した男をつくる>
25.デッカード、写真を見つける
26.手が震えるロイ、リオンから隠れ家のことを知る
27.ロイとリオン、レプリカントの眼球職人に接触
28.ロイとリオン、研究所の通信設備を破壊
29.ロイとリオン、自分たちの生年月日を質問するも回答が出ない
30.ロイとリオン、タイレル社のセバスチャンが知っていることを知る
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18.レイチェルの質問もオチに関わる大事な要素なので、あえて長文化させたところです
ここで質問には答えていますが過失であったかどうかにはタイレル博士に横槍を入れられて答えられていません。
当たり前ですが、デッカードは人を殺したことがあるでしょう。そしてそれこそがブレードランナーを辞めた理由です。
根拠は2つあります。1つはゾーラを殺した時の動揺、レプリカント殺しの元ブレードランナーとは思えないぐらいアタフタして不自然に酒を買います
2つ目は、レイチェルの質問はすべて正解だからです。これは後に語ります

16,~22.ここでさっきの4.~8.と同じことを繰り返します
今度は何事終了し実はこのテストがレプリカントを見破るためのものだとわかります
レプリカントは人間と同じ有機物でできた外見も中身もそのままの人造人間です。レプリカントを見破るには彼らに唯一備わっていない「心」で判定します
例えば、人間は同種でなくても生き物を殺すことを躊躇したり、過度に出来すぎた話をジョークだと受け流すことができますよね。レプリカントにはそれらの情緒が通用しません

23.またレイチェルが通常のレプリカント違う「感情」が芽生え始めた進化しつつあるレプリカントであることが語られます。15分前と一見同じことをやることでレイチェルがいかに特別であるかが際立ちます


またガフがなにか作ってます。よく見るとちゃんと勃起のディティールを作っています
「まだやれるだろ?」とデッカードを挑発することで、最初の脱走レプリカントをみつける大事な手がかり「写真」をちゃんと見つけさせています
ここでガフは言葉少なく、メタファーで何かを伝える人物だということがわかります


26.~30.はじめてロイが登場するときロイの手は震えて既に硬直が始まっています
ここでの質問が生まれた日。何歳かを知るためのものではなく
寿命。いつ死ぬのかを聞き出す為のものだということが文字に起こしてみると読み取れます

この30分でレプリカントの説明は完了します






45分:状況の変化

31.デッカード、帰宅
32.レイチェル、デッカード宅に押しかける
33.レイチェル、自分がレプリカントか質問する
34.デッカード、否定して帰らせようとする
35.デッカード、お酒を準備する
36.デッカード、隠れ家でみつけた脱走レプリカントたちの写真眺める
37.プリス、街を徘徊する
38.プリス、ゴミ捨て場に身を潜める
39.プリス、セバスチャンに接触
40.セバスチャン、プリスを家に招く
41.セバスチャン、自分の正体を明かす
42.デッカード、ピアノを弾く
43.デッカード、ユニコーンの夢を見る
44.デッカード、写真をESPで調べる
45.デッカード、ESPでゾーラをみつける
37.~41.プリスがゴミ捨て場に隠れたときのジッと外を見つめる視線
これには2つ解釈のしようがあります
「誰かが来ないか警戒するため」
「セバスチャンを待ち伏せるため」
どちらともとれますが
この映画、デッカードたちとレプリカント、どちらかがアクションを起こすと
それを追いかけるように、もう片方が全く同じアクションを起こすようなストーリーになっています
現に15分後にはデッカードはゾーラの場所を調べ上げて同じように待ち伏せします
つまりここから先のプリス行動は全てセバスチャンが遺伝設計技術者であることを承知の上でやっていた演技だと読めるわけです
この発見は今回のミニッツライナーで最高の収穫だと思います

42~43.ユニコーンはキリスト教シンボルとして
勇敢さ獰猛さ処女に従順飼いならされて眠りに付く、ことを象徴しています。
ここでの夢、ピアノも後のレイチェルの「気づき」に繋がってきます

45分の最後にゾーラへの手がかりを掴むことで状況は変化します






60分:転回点

46.デッカード、ゾーラの写真を印刷
47.デッカード、ウロコを調べさせる
48.デッカード、ウロコの出元を突き止める
49.デッカード、蛇の買い手を吐かせる
50.デッカード、タフィーからゾーラの居場所聞き出そうとするも失敗
51.デッカード、写真を見る。レイチェルを店に誘うも断られる
52.デッカード、スネークショーを見て気づく
53.デッカード、ゾーラに接触
54.デッカード、証拠をみつける
55.ゾーラ、デッカードを攻撃
56.ゾーラ、逃走
57.デッカード、追跡
58.デッカード、ゾーラを撃つ
59.リオン、ゾーラの射殺を目撃
60.デッカード、チンタオを買う
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46.~58.ゾーラの調査は順調に進みますが、肝心の居場所がわからず、レイチェルにも慰めてもらえません。ESPに頼り、ペットショップに調べさせ続けたデッカードは遂に自ら行動に出ます。
これからはじまるアクションの動機付けです

60.ゾーラを殺したデッカードが一目散にとる行動。女を後ろから撃ったショックから早く家に帰って逃避しようとします

映画の丁度半分で一人目のレプリカントが死にます






75分:引き返しのつかない行動

61.ブライアント、ガフを使ってレイチェルの脱走を知らせる
62.デッカード、レイチェルをみつける
63.リオン、デッカードを攻撃
64.レイチェル、リオンを射殺
65.デッカード、上着を脱ぐ
66.デッカード、傷を癒す
67.デッカード、レイチェルを殺す気はないことを伝える
68.デッカード、横になる。レイチェル、自分がテストを受けたことがあるか質問
69.レイチェル、ピアノを弾く
70.レイチェル、髪を解く
71.デッカード、レイチェルの隣に座る
72.デッカード、レイチェルにキスする
73.レイチェル、デッカードにキスする
74.プリス、化粧をする
75.プリス、ロイを招く
76.ロイとプリス、キスする
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61.ガフはデッカードを呼びに来ただけです。やはり自分の口から伝えようとはしません。ここでレイチェルが誘いを断った理由が分かります

64.レイチェルがリオンを殺すことで二人の間に接点、共犯関係が芽生えます

68.つ目の質問です。デッカードまた質問に答えられません。でも、さっきの質問は正解でしたね

69.~73.文字に起こすと、ここでレイチェルがちゃんとデッカードを誘ってるのがわかります
文章でひとつ、ひとつ、書くと、とても、官能的で、やらしいですねぇ~

と思ったらプリスが誘い、ロイがキスして…全く同じことしてる!






90分:クライマックスへの行動


77.セバスチャン、朝食を準備する
78.セバスチャン、ふたりを作ったことを教える
79.ロイ、病理の解決を求める
80.ロイとプリス、タイレル博士に合わせるよう説得
81.ロイ、タイレル社に潜入
82.ロイ、タイレル博士にチェスで勝利
83.タイレル博士、寿命の延長を拒否
84.タイレル博士、短命の真実を話す
85.ロイ、タイレル博士を殺害
86.ロイ、セバスチャンを殺害
87.デッカード、2人の殺害を知る
88.デッカード、プリスに鎌をかける
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77.~86.10分間ずっとセバスチャンはロイにいいように使われます。バイバイセバスチャン

85.残りの命を知り、長生きする目的を果たせないと知ったロイは親殺しという大罪を犯すことで人間に近づこうとします。ここから神話的なメタファーが濃くなります

デッカードがプリスの居所を突き止めていよいよクライマックスです






117分:ラスト

89.デッカード、セバスチャン宅に到着
90.デッカード、セバスチャン宅に侵入
91.デッカード、セバスチャン宅を捜索
92.デッカード、セバスチャンの部屋に到達
93.プリス、デッカードを攻撃
94.デッカード、プリスを射殺
95.ロイ、帰宅
96.デッカード、ロイを攻撃
97.ロイ、デッカードの指を折る
98.ロイ、死んだプリスを弔う
99.デッカード、ブラスターを失う
100.ロイ、手のひらに杭を打つ
101.ロイ、デッカードに追いつく
102.デッカード、追い詰められる
103.デッカード、外壁を登る
104.ロイ、デッカードを待ち構える
105.デッカード、思わぬアクシデントが降りかかる
106.ロイ、デッカードを助ける
107.ロイ、デッカードに最期の言葉を残す
108.ロイ、その生涯を終える
109.ガフ、迎えに来る
110.デッカード、レイチェルを探す
111.デッカード、レイチェルをみつける
112.レイチェル、デッカードがガフの折り紙を拾うのをみつめる
113.デッカード、レイチェルと共に逃亡
114.エンドクレジット
115.エンドロール
116.エンドロール
117.エンドロール
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99.作中ただでさえ丸腰の女を銃でしか殺してないので、大幅な弱体化です

100.プリスが死にいよいよ体の硬直が迫ってきたロイは手に杭を打つ(=イエスキリストのメタファー)ことで人間を越えて神の領域に到達します
「痛かった」って自分でやったんでしょうが

106.神話の中の神は人間を助けません。ですがデッカードを本気で殺そうとしていたロイは最後の最後で自分のレプリカントとしての「人間を守る」咄嗟の性能でデッカードを助けてしまいます
所詮レプリカントのままだったのです。それを悟ったロイはデッカードに自分の意思を託します

109.この作品でガフは何もしません最初と最後にデッカードを導くイマジナリーな存在です

112.ニセモノでも、奴隷でも、短い命でも、人間と同じように人生を全うすることができることを知ったデッカードはガフからの最後の折り紙を拾います。

それはデッカードしか知りえない情報

デッカードがピアノの上で夢うつつに見たユニコーン


それをレイチェルは悲しそうにみつめます。

レイチェルの質問は全て正解です。人を殺したことも、自分がレプリカントであることも

そしてデッカードがレプリカントのテストを受けていたことも

衝撃の事実!デッカードはレプリカントでした

113.今回のミニッツライナーで
「ガフの行動」「レイチェルの質問」を特筆したのはデッカードはレプリカントであることを読み取る重要な要素だったからです。実は本筋とは全然関係ないことも同時に読み取れたと思います
デッカードもそれを理解しましたが受け入れたかのような表情を見せエレベーターに向かいます。






あとがき

『ブレードランナー ファイナル・カット』
ここまで読んでもらえて本当にありがとうございます
ブレードランナーをよりたのしんでもらえるように書きました

このブログはあと少ししたら、ミニッツライナーをもっと本格的にやっていきます
また読ませてよ。と言ってもらえる内容に仕上げたいとおもいます
ミニッツライナーは案外カンタンです。是非ご自信でも好きな映画でやってみることを推薦します

おわり

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