#15『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(121分)

ミニッツライナーとは?
映画本編ごとに止めて
「だれが」「なにをした」
かだけをずつ書いていくことで  
映画の構造をより深くたのしむ方法です
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こんにちは
今回はMCU特集 第3弾
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をミニッツライナーしていきます

マーベル・シネマティック・ユニバース、10作目
50年代~のジュブナイルSFをベースに、70年代ヒッツを乗せた、近年の80年代リバイバルの火付け役

目次

【前半】

#15『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(121分)
読めばいつでも映画を思い出せるように「だれが」「なにをした」かだけで書きました
今回は「銀河の小道具(アイテム)大図鑑」と題して映画で登場人物がで触った「小道具(アイテム)すべてを書き出しました


【後半】
まとめ&15分解説
「小道具(アイテム)から生まれるドラマの作り方」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』がもっとおもしろくなる!映画を教科書のようにわかりやすくした解説です


それではどうぞ


2014年公開『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 上映時間121分
Guardians of the Galaxy
監督 ジェームズ・ガン

脚本 ジェー
ムズ・ガン
    
 ニコール・パールマン

※数字は上映時間の分です
1.おじいちゃん、ピーターを呼ぶヘッドホンを外される)

2.ママ、ピーターにプレゼントを渡す(カバンの中にプレゼントをしまう)
3.ピーター、病院を飛び出す
4.宇宙船、ピーターを攫う
5.ピーター、廃墟の惑星モラグに到着ホログラフィックマップを起動させる)
6.ピーター、神殿に到着ヘルメットを外す)
7.ピーター、神殿を歩くヘッドホンを着ける/ウォークマンを再生させる/オルローニをマイクにして歌う/骸骨を触る)
8.ピーター、「オーブ」を発見ジェットブーツで谷を渡る/ピックツールで解錠/プラズマスフィアを床に置く)
9.コラス、ピーターを捕らえるグラビティマインでオーブを盗む)
10.ピーター、ミラノ号に逃げ込むプラズマスフィアを蹴る/クアッドブラスターでコラスを撃つ/ヘルメットを被りジェットブーツで脱出/グラビティマインで一掃)
11.ピーター、モラグから脱出大砲で追撃/シフトレバーを引いて難を逃れる)
12.ピーター、ヨンドゥから通信を受ける
13.ヨンドゥ、ラヴェンジャーズにピーターの生け捕りを指示ヤカアローを見せる)
14.ロナン、捕らえたザンダー星人を殺害クリーアーマーを着る/コスミロッドで撲殺)
15.コラス、ピーターにオーブを奪われたことを報告
 ロナン、ネビュラにオーブ奪還を指示
 ガモーラ、代わりに名乗り出る
16.ロケット、賞金首を捜すユニットで覗く)
17.ロケット、ピーターに目を付ける
 ピーター、ブローカーに「オーブ」を届ける
18.ピーター、ブローカーに取引を取り消される
 ガモーラに接触なんか食べてる)
19.ガモーラ、「オーブ」を奪って逃走(ピーター、メテオを投げる/ガモーラ、クアッドブラスターを持つを手を抑えて短剣でトドメを刺そうとする/グルート、で捕まえようとする/ロケット、素手で攻撃)
 ピーター、「オーブ」を取り戻して逃走(ガモーラ、ロケットを素手で投げる、ピーターに短剣を投げる、グルートをゴッドスレイヤーで攻撃)
20.ロケット、ピーターを止める(ピーター、ガモーラにジェットブーツを取り付ける/グルート、で捕まえる/ガモーラ、グルートをゴッドスレイヤーで攻撃/ピーター、ガモーラをクアッドブラスターで麻痺させる/ロケット、レーザーキャノンを撃つ)
21.ノバ軍、4人を捕らえる
22.ノヴァ、クリー大使にロナンを非難する声明を求めるも無下にされる
23.ローマン・デイ、4人をキルン刑務所に送り込む手錠
24.ガモーラ、ロナンを裏切るつもりだったことを明かす
25.ピーター、「ウォークマン」に触った看守を攻撃
26.4人、投獄寝袋を渡される/囚人、面会室で家族に会う)
 囚人、ガモーラに野次を飛ばす
27.ロケットとグルート、ピーターを挑発する囚人に警告
28.ドラックス、ガモーラを睨みつける
29.ドラックス、ロナンに復讐心を燃やす(囚人からナイフを借りる)
30.ピーター、ガモーラを襲うドラックスの説得を試みる
31.ピーター、ガモーラの裏切りを明かしてドラックスを説得(囚人のナイフを貰う)
32.4人、「オーブ」を売るために脱獄を決める
33.ロナン、ガモーラの裏切りを信じられず動揺(ジ・アザーをコスミロッドで黙らせる)
34.サノス、ロナンにもう一度チャンスを与える
35.ロケット、脱獄を計画リモコン」「義足」「クアリミックスバッテリーを手に入れろ)
36.グルート、「クアリミックスバッテリー」を入手
37.ドラックス、ロケットに奪った「ライフル」を渡す Oh Yeah…
38.ガモーラ、「リモコン」を入手
 ピーター、「義足」を入手ライフルセキュリティドローンを倒す)
39.5人、監視塔を制圧
40.「セキュリティドローン」、監視塔を攻撃(ノバ軍、バズーカで攻撃)
41.ロケット、人工重力を切る
42.5人、脱獄セキュリティドローンを味方につける)
43.5人、所持品を回収
 ピーター、「ウォークマン」を取りに戻るヘルメットを被りクアッドブラスターで進む)
44.ピーター、「ウォークマン」を奪取。ミラノ号に戻るオーブを手に)
45.ロケット、「ハドロン・エンフォーサー」を造る(ピーター、プレゼントを空けようとするロケットに怒る)
46.5人、「オーブ」の使い道を話し合う
47.ロナンとネビュラ、5人を追う(ネビュラ、看守を両刀で拷問/サカール人、ネクロブラスターを構える)
48.ヨンドゥ、ブローカーから「オーブ」の買い手を聞き出す人形を気に入るヤカアローで脅す)
 コレクター、カリーナを躾ける
49.5人、ノーウェアに到着(ピーター、クアッドブラスターを構える)
50.グルート、子供に「」をあげるスペースポッド、採掘作業)
51.ロケット、グルート、ドラックス、賭場で待つオルターニ同士を戦わせる)
52.ピーターとガモーラ、互いのことを話す(ガモーラ、ウォークマンに触る)
53.ピーター、ガモーラに「ヘッドホン」を被せる
54.ピーター、フラれてロケットとグルートとドラックスの仲裁に入る(ロケット、レーザーキャノンを構える)
55.ピーター、「オーブ」を売るためだと説得
56.コレクター、ガモーラを迎え入れる
57.ピーター、コレクターに「オーブ」を渡す
 ドラックス、ロナンの手下をみつけるナイフで脅す)
58.コレクター、「オーブ」の正体を教える
59.カリーナ、「パワーストーン」を手に入れる
60.ガモーラ、「パワーストーン」を誰の手にも渡さないと決める
61.ドラックス、ロナンを呼ぶ
 ヨンドゥ、ピーターをみつける
62.ネビュラ、ガモーラを追う
63.ロケット、サカール人を撃墜スペースポッドで体当たり)
64.ピーター、サカール人を次々と撃墜ネクロクラフトを乗っ取る)
65.ネビュラ、ガモーラを撃墜
66.ネビュラ、「パワーストーン」を手に入れる
 ロナン、ドラックスを倒す
67.ピーター、ヨンドゥに居場所を教えガモーラに「ヘルメット」を被せる
68.ヨンドゥ、ピーターを捕らえる
69.ガモーラ、目覚める(ラヴェンジャーズ、ブラスターを構える)
 グルート、ドラックスを目覚めさせる
70.ロケット、ドラックスに怒る
71.グルート、ピーターを助けようと言う
 ドラックス、助太刀する
72.ロナン、サノスを前に「パワーストーン」を手に入れるコスミロッドに埋め込む)
73.ロナン、ザンダー星を滅ぼしサノスへ復讐を誓う
74.ヨンドゥ、ピーターを拷問ヤカアローを首に突き立てる)
75.ピーター、「パワーストーン」の在り処を教えることで和解
76.ドラックス、「ハドロン・エンフォーサー」でエクレクター号を攻撃
 ロケット、ピーターの身柄を要求
77.5人、「パワーストーン」奪還を計画
78.ピーター今日だけは失わない
79.ガモーラ、立ち上がる
 ドラックス、立ち上がる
80.グルート、立ち上がる
 ロケット、立ち上がる
81.5人、戦いに備える(ピーター、ヘッドホンを被ってウォークマンを聴きながらジェットブーツを付ける/ロケット、レーザーキャノンを構えスラコ号に乗り込む/ドラックス、ナイフを収める/ピーター、ハドロン・エンフォーサーを整備/ガモーラ、ゴッドスレイヤーを収める/ガモーラ、を配る/グルート、枝毛を切る/ロケット、義眼が必要だと言う)
82.ラヴェンジャーズ、出撃(ヨンドゥ、人形を並べる)
83.ノバ軍、ピーターを信じる
84.ラヴェンジャーズ、ダーク・アスター号に接近
85.ヨンドゥ、戦線離脱
86.ノバ軍、ピーターを支援する
87.4人、ダーク・アスター号に侵入
88.ノバ軍、ダーク・アスター号の着陸を阻止スターブラスターを集合させる)
89.グルート、3D効果のために話の流れと特に関係なく胞子を飛ばす
 ネビュラ、ガモーラに勝負を挑む(ドラックス、バズーカを食らわせる)
90.サカール人、地上でヨンドゥを包囲(ヨンドゥ、人形をポケットにしまう/サカール人、ネクロブラスターを構える)
91.ヨンドゥ、一掃するヤカアローを収める)
 ネビュラ、ドアを開錠しに来たガモーラを攻撃(素手のガモーラを両刀で攻める)
92.ロナン、サカール人を地上に激突させる
 コラスとサカール人、3人を食い止めるドラックス、ナイフで戦う
93.ロケットとラヴェンジャーズ、サカール人を地上から撃墜させる
 ガモーラvsネビュラゴッドスレイヤーvs両刀
94.ピーター、サカール人を倒すクアッドブラスター」「ジェットブーツを巧み使う)
 ドラックス、コラスを倒す
 グルート、サカール人を串刺し
95.サカール人、ロケットとラヴェンジャーズに特攻をしかける
 ロナン、ノバ軍を全滅させるパワーストーンを使う)
96.ネビュラ、手を切断して逃亡スラコの窓ガラスを壊して入る)
 ガモーラ、ドアを開錠ネクロブラスターを奪う)
97.ピーター、ロナンに「ハドロン・エンフォーサー」をお見舞いするヘルメットを外す)
 ロケット、「スラコ号」でロナンに特攻
98.ダーク・アスター号、撃墜
99.グルート、4人を守る
100.ダーク・アスター号、不時着
101.ロナン、地上に降り立つ(ロナン、ロケットをコスミロッドで跳ね除ける/ロケット、ハドロン・エンフォーサーを修理/3人、それに気づく)
102.ピーター、踊る
103.ドラックス、コスミロッドを破壊(ロケット、ハドロン・エンフォーサーを治す)
  ピーター、「パワーストーン」を手に入れる
104.ガモーラ、手を差し伸べる
 ピーター、「ガモーラの手」を握る
 ドラックス、「ピーターの肩」を掴む
 ロケット、「ドラックスの指」を握る
105.銀河の守護神たち、ロナンを倒す
 ガモーラ、「パワーストーン」を「」に入れる
106.ヨンドゥ、「パワーストーン」を頂きに来る
107.ピーター、「」を渡す
  ロケット、涙を流すグルートの枝を握る)
108.ノバ軍、ピーターに身体検査の結果を明かす
109.ガモーラ、ドラックスの家族を弔う
 ドラックス、サノスに復讐心を燃やす

 ノバ軍、「スラコ号」を修理する
110.ノバ軍、4人を送り届ける(ロケット、植木鉢を抱える)
111.ピーター、「プレゼント」を開ける
  「Awesome Mix Vol. 2」を再生させる
112.ヨンドゥ、「」を空ける(中にトロール人形
113.ノバ軍、「パワーストーン」を保管
  グルート、目覚める
114.スター・ロード、旅立つ
  グルート、踊る(ドラックス、ナイフを拭く)
115.エンドロール
116.エンドロール
117.エンドロール
118.エンドロール
119.エンドロール
120.エンドロール
121.ハワード・ザ・ダック、コレクターを馬鹿にする







まとめ

15分 そして僕らは、いつもの笑顔と姿で
30分 5人目
45分 脱獄
60分 「オーブ」
75分 ロナン、パワーストーンを手に入れる
90分 ダーク・アスター号へ
105分 にぎりあう たがいの手と手、真心をしんじあう 五人のなかま
120 おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。


次は、このまとめから小道具描写について詳しく書いていきます




15分解説
小道具(アイテム)から生まれるドラマの作り方
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のおもしろさの秘訣は徹底した小道具描写です
どんなにCG全盛になってもキャラクターが行動するときに使うのは、不思議なパワーでも体から出るオーラでもない
必ず手で持った物理的に作った小道具なんです
何か「問題」が起きればそれは「小道具」を出すことで「解決」することができる
それも小道具は自動ではなく必ず「手」
で持って使う、その動作で話を展開させ最後まで積み上がっていく
物質的に豊かだった時代を象徴するように、このロジックをきちんと守って作っています
それがこの作品の10年先も視聴に耐える重厚さ、説得力を持つSFっぽさだと思います
今回はそのことをサントラ聴きながら書いていきます








15分まで そして僕らは、いつもの笑顔と姿で
冒頭10分は「映画の紹介」です。どんな映画なのか?が決まります
ピーターは最初から「ヘッドホン」を被って現れます
「ヘッドホン」を外してカバンにしまうのもおじいちゃん
「プレゼント」をカバンに入れるのもおじいちゃん
ママに約束されるのは、①「プレゼント」を空けること ②「手」を握ること
これがこの映画の最後に解決することであり、使う「小道具」を「手」で動かすことを言っています
そして宇宙船にさらわれる。ここまでの中で行動しているのは、おじいちゃんやママだけで主人公の動作は全て受動的です
行動することが強さであり、行動しないことは弱さになる
何気ない4分弱のシーンですがこの映画の作劇スタイルが紹介されてます

次に、何故モラグは廃墟の惑星になったのか?
このオープニングをよく読んでみるとそれがわかります
モラグに到着したピーターは神殿へ歩く
すると神殿の入り口で遊んでいた犬と子供に「ホログラフィックマップ」を向けて、しばらくして電源を切ります
目的とは関係ないものをついジッと見てしまった。それを電源を切ることで=そこから目線を外したという意味になります
この惑星に見るに耐えない不幸があったのがわかる
神殿に入るとタイトルが出るカットで、あったはずの大きな建物が無くなっていて天井が抜けているのがわかり、中まで水浸しでサンゴなどが育って小さい生物がいるのが見える
ピーターがモラグに来た時と出る時に噴水が湧き出ていることから
この惑星は永い間水没していて、そのせいで侵入できずたまたま潮が引く周期が来たからピーターとコラスが「オーブ」を取りに来たと考えられます

じゃあこの惑星の住民は溺死だったのか?僕はそうじゃないと思います
神殿へと進んでいくと「骸骨」とピーターが越える谷底に「巨大な海洋生物」が居るのが映ります
これです。
おそらく潮が満ちて惑星が丸々水没したせいで「巨大な海洋生物」が惑星を自由に漂うになり住民はこの海洋生物たちの餌になって食い殺されたんです
神殿の中にあった「骸骨」は惑星にいた住民とは違う種族にように見えます
おそらくこの骸骨の正体は水没したのを知って「オーブ」を取りに来たハンターたちです
惑星に潜水して神殿に入ったものの住み着いていた巨大な海洋生物に遭遇して神殿の中で息絶えた
ピーターやコラスたちが来るのを恐れていた最もの理由は「水」ではなく「番犬」だった
画面に映ったものだけを順序立てて観ていくと答えに近いものが出せます
ちなみに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのオープニングで巨大な生物が出てくるのは恒例で
『Vol.2』では4人がかりでもオベリスクに苦戦しているので、この世界で巨大な生物は強い部類に設定されている

これを踏まえた上で観るとオープニング意味が変わります
ピーターはこの惑星の惨劇を知りながら直視しないために外ではヘルメットを被り、つい直前まで目の当たりにしていた悲劇を忘れ現実から耳を塞いでオーブを前に浮かれて踊れる
あんなに守りたかった動物も平気で苛められる
最高にカッコいいオープニングの裏で少年は心を不感にすることで成長できた
スター・ロードの元になったジュブナイルSF『エンダーのゲーム』の主人公は天才児でありながら常に孤独で不安だった

話は戻ってコラスに遭遇
ここでの逃走劇でピーターの小道具はほぼ全て登場し終えます
そして「シフトレバー」を掴むことで難を逃れる
問題を解決するのは常に「手」で動かしたものだけです

次に登場するヨンドゥはコートの下から「ヤカアロー」を一瞬見せるだけで身内共は消沈して黙ってしまう。小道具に対するリアクションだけでヨンドゥの強さがわかる
次にロナンが目覚めクリーアーマーを着てコスミロッドで何故か捕虜を殴る…何故でしょう…この行動は作中一切説明されません
唯一わかるのはその後の台詞
「サノスにオーブを渡すと約束した。そして彼がザンダー星を滅ぼす」
こいつ最初から他力本願です。弱いです

ここまでの15分でピーターコラスヨンドゥロナンガモーラネビュラが登場







30分まで 5人目
映画の1/4、30分までは「映画の説明」です。本編で扱う殆どの人物・情報はここで出尽くし、これで何の映画なのかがわかります

ピーターがブローカーを後にしてからノバ軍に捕まるまでの戦闘シーンで
ガモーラ、グルート、ロケットが登場し、それぞれの小道具(アイテム)が登場しつくします

一番多くアイテムを使って戦い全員に負けるのがピーター
アイテムが無くても全員に勝つアタッカーがガモーラ
アイテムが無くガモーラに遭う度に執拗に剣で切られ戦闘には不向きだとわかるのがグルート
最後に一番大きなアイテムでオチをつけるのがロケット

小道具をどう使うかで、そのキャラクターの性格・役割がわかります
そして、4人がキルン刑務所に送り込まれることでそのアイテム(もちもの)が一旦リセットされます。ドラクエ5です

また、ロナンの話です
クリー大使に声明を求めるノヴァ、そもそもクリー大使に声明を出す責任はあるのか?ノヴァが本当に無能なだけなのか?
いろんな見方があると思いますが
この会話で注目すべきはロナンは一度ザンダー星を襲撃していることです
つまり一回攻め込んでみたら自分1人ではどうしようもなく(捕虜1人捕らえるのがやっとでしたから)
仕方なくサノスの親分に頼んでオーブを取りに行くことになった
こういうことでしょう。ロナン、めっちゃ弱いです

そして、30分目にドラックスが登場
ロナンの復讐ために「ナイフ」を手に入れます

全然関係ないんですが、RPGでパーティメンバーが離脱するときにアイテムまで持っていくのは好きじゃない終盤に復帰してきて返されても要らないし売っても今更金にならない
津波にさらわれるとわかってたんだったら先に返してほしい








45分まで 脱獄
説明が終われば「映画の半分」に向かって前半の山場を盛り上げていきます
4人が持っていたアイテムが取り上げられ行動の選択幅が狭くなり状況がリセットされることで「映画の目的」が決定されます
まずは「オーブ」を売るために、脱獄する
解決するのに必要なのは「リモコン」「義足」「クアリミックスバッテリー
映画の第1の目的、「アイテムを手に入れろ!」が決定します

グルートは「クアリミックスバッテリー」、ピーターは「義足」、ガモーラは「リモコン」を手に入れます
ここでドラックスがノバ軍から「ライフル」を奪ってロケットに渡すことで脱獄の目的を共にします
最後にロケットが「セキュリティドローン」を制御して「監視塔」を動かす
小道具」を積み重ねることで「大道具」を使えるようになる
問題を解決するのはロケットで以降全ての問題は「大道具」が決着をつける
この映画のシークエンスは全てそうなっていて、実は問題の本質に向かって行動しているのはロケットだけでピーターより主人公です
最後の最後に「ウォークマン」を取りにいくことでピーターの見せ場は一応ありますが

はい、ロナンです
ガモーラの裏切りを信じきれず
サノスの部下ジ・アザーに念を押されると怒って殴り殺す
サノスに一括を食らいもう一度チャンスを与えられます
肝心なのはガモーラは本当に裏切ったことです
それでも「え、ガモーラ本当に裏切ったの?」
と不思議そうに首を傾げるロナン、馬鹿です。サノス、優しいです

45分目に「ハドロン・エンフォーサー」が登場
本作で「パワーストーン」の次に強い小道具です







60分まで 「オーブ」
ノーウェアに居るコレクターにオーブを売りにいくまで
この15分は完全に「オーブ」に話題が集中します

グルートの数少ない見せ場、孤児に冷たく接する4人対して1人「花」をあげることで彼にも役割があることを見せています
段々と「オーブ」の使い道で目的がズレていき5人の中で対立が生まれます
ドラックスはロナンの手下を脅すために「ナイフ」の使い方をおぼえます

そして「映画の半分」で「オーブ」の正体が明かされます
「パワーストーン」、本作最強の小道具です







75分まで ロナン、パワーストーンを手に入れる
映画の2/4、前半のクライマックスが終われば主人公は前半ほど活躍しません
状況が悪化して追い詰められることで選択肢の幅が狭くなることでまた新しい「目的」が決定します

ロナンに全く歯が立たないドラックス、「ナイフ」だけにね
「パワーストーン」を持って逃げるガモーラ
「スペースポッド」と「ネクロクラフト」の逃走劇の中で、「大道具」が攻撃に使えることが示唆されます
そして「ヘルメット」を被せる、小道具を与えることで問題は解決する
ちゃんと韻を踏んでます

ラヴェンジャーズに捕らえられたピーターを救出するまでシーン
実はロケットたちが来るのが遅かれ早かれ、このシーンが出す結論は「ラヴェンジャーズを説得する」。実は手段が違っただけで結論は変わらないんです
じゃあ無駄なシーンかと言うとそうじゃない
このシーンは「ハドロン・エンフォーサー」が強いということを印象付けるためにあります
ノーウェアに着いてからの30分間はラストに向けて、こういう映像的な韻を踏むシーンが何度かあります

サノスに渡すはずだった「パワーストーン」を自分のものにしてしまう
一見ロナンが優位に立ってるように見えるシーンですが本来は
目的:サノスにザンダー星を滅ぼしてもらう
手段:「オーブ」を手に入れる
自分が手段を繰り返してるうちに目的を見失って勘違いしてしまう
サノスのこの行動は「手段が目的化してる状態」です
これが彼の敗因です







90分まで ダーク・アスター号へ
「パワーストーン」がロナンの手に渡ったことで
映画の第2の目的ロナンを止めろ!」に5人が同意
後はラストまで突っ走るだけです

「ヘッドホン」「ウォークマン」「ジェットブーツ」「レーザーキャノン」「スラコ号」「ナイフ」「ハドロン・エンフォーサー」「ゴッドスレイヤー」
「器」…
それぞれが戦いに備えて行動しているのは「小道具」の整備です
この映画は常に「問題」に対して「小道具」で「解決」しています

あと「義眼」…要るんだなぁ~これがフフ

ドラックスがネビュラを黙らせたこの「バズーカ
よく見るとキルン刑務所でノバ軍が持っていた「バズーカ」と同じものです
でもノバ軍がキルンに来た時には既に「監視塔」で攻められていて、ドラックスが持っていたのはダーク・アスター号を降りてからです
どのタイミングであっても手に入れられない「小道具」のはずです
つまりこれは存在しないアイテム、メタファーです
ドラックスが「比喩」を理解できるようになった成長の証です

そして、グルートの3D効果を狙った胞子。『VOl.2』のオープニングもそうなんですが、この手の3D必須で観ないと伝わらない演出って3Dが滅んだらどうなっちゃうんでしょう。『華麗なるギャツビー』の
2013年版なんかそのためにあるのに







105分まで にぎりあう たがいの手と手、真心をしんじあう 五人のなかま~ボ ル テ ス Vに~いのちをかけて~

「ナイフ」で戦うことを完全に覚えたドラックス
最高の武器「ハドロン・エンフォーサー」を遂に使うピーター
そして最後に一番大きな「大道具」、「スラコ号」でオチをつけるロケット
それぞれのキャラクターが成長することで「道具」を上手く使いこなすことができるようになる
小道具を使わないグルートにも、4人を守る力があるのがわかります

ロナンからパワーストーンを奪うピーター
ここで!5人が身を滅ぼさずに耐えたのは、その手で掴んで使う小道具描写を全てのシーンやってきた。2時間分の積み重ねた理屈が
小道具を超える、互いの「」を繋ぐことにあります
古代種族の遺伝子があったからというのが正解かもしれないけど

僕はこっちを信じたい。情動が理屈を上回ることあったっていいじゃない

ネビュラが逃げる際に「手」を切り落とすのは
これで手を切る、姉妹の縁を切る、トカゲの尻尾、ルーク・スカイウォーカー…と意味は様々あると思いますが
これとの対比で、握る相手が居なかった。と読めます







120分まで おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

ママがピーターに「プレゼント」をあげるとき「ママがいなくなったら開けて」と言います
ここでピーターが「プレゼント」を開けることで、何年も経ってやっとママの死を受け入れられた
「小道具」で繋がってきたドラマがようやく終わり告げます

そして、ピーターからヨンドゥへ「トロール人形」を
「パワーストーン」はノバ軍へ
「植木鉢」はグルートに


15分解説おわり








MCU特集

MCUの原点
アイアンマン

MCU最高傑作
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

僕が好きな
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー





あとがき

ここまで読んでくださってありがとうございます
今回は全て初見で観て気づいたことを書きました
だから楽に書けるだろうと思ったら大間違い
全ての小道具を名前が付いている限り設定を調べたので
ミニッツライナーをするだけでも時間がかかりました

僕は『Vol.1』が好きです
『Vol.2』は試写会で観たときに
「何~が父と子の物語じゃ!相米慎二の『お引越し』を超えていないものは許さん!なんだあの中途半端な帝国の逆襲は!」
と思ったので、一番人気だけど好きではないです
でも今なら好きになれるのかなあ

おしまい


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